ごきげんセレクション 第1回

アルファアイコンさんと言えば、ドッグウェアのイメージが強いです！
 
なぜエゾシカ肉を使った商品を発売しようと思ったのでしょうか・・？

私たち人間に最低限必要なものが「衣・食・住」であるように、愛犬たちに最低限必要なものも同様に「衣・食・住」と考えています。
 
その中でも私たちは「衣」と「食」に注目しました。
 
「衣」の部分は機能性ドッグウェアを作ることで、アウトドアシーンやシニアになった時、また皮膚が弱い子の健康管理など、たくさんの犬たちのサポートになるように、と願って作った商品たちなんです。

商品を拝見して、洋服を着る方が犬たちのサポートになるということを知って驚きました！
 
目からうろこの新しい発想ですよね。

ウェアを選ぶとき、そういうところも気にかけていただけると嬉しいですね。
 
「食」の部分ではALPHAICON PETDOCクリニック院長：杉浦獣医師監修のもと、エゾシカのジャーキーをはじめ、手作り食やトッピングにオススメの生肉、レアミートまで幅広く提供しています。
 
現代に生きる犬たちの健康増進やアレルギーなどの予防だけではなく、現在抱えている好ましくない症状が緩和されれば、食事の見直しは、本来、愛犬たちが一番求めていることなのではないかという考えに至りました。

なるほど、生活に関わる2つの点をサポートすることで、わんちゃんと過ごす楽しさや価値を高める！ということですね。
 
もちろんその先の犬たちの幸せまで考えて！
 
ちなみに、エゾシカ肉というとあまり馴染みのないお肉なのですが、なぜ“エゾシカ”なのでしょうか？

弊社の本社が北海道ということもあり、エゾシカは私たちには身近な存在でした。
 
北海道で暮らしているとジビエ料理としてエゾシカを食べる機会もあって。
 
ですが東京だとまだまだ広まってないですよね……。

そうですね、どちらかというと貴重な野生動物というイメージです。
 
ドッグフードとして販売されていることに少し驚いてしまったくらいです。

それは北海道の人たちとは真逆の認識かも知れません。
 
シカが多く生息する地域では、シカと車の接触事故も多く、社会問題になっています。
 
農林畜産業に被害をもたらす害獣として位置づけられ、ひたすら駆除される存在が北海道におけるエゾシカなんです。

害獣で駆除ですか……言葉のインパクトがすごいです。
 
でも生活への悪影響を考えると、ある程度仕方ないんですかね……。

人間の生活を守るための対策として仕方ない部分はあるかもしれません。
 
ですがエゾシカは私たちには大変近い存在で、そのエゾシカたちの命が無駄にされている現状をどうにかできないかという思いがずっとありました。
 
そこで注目したのが犬たちのフードとしての活用でした。

人間の都合で捨てられていた命が、価値の高いフードとして生まれ変わる……素晴らしいアイディアですね！

ありがとうございます。
 
しかも、エゾシカたちは北海道の厳しい自然を生き抜くために、自然界の何を食べれば健康で体力のある体になるのかをよく知っています。
 
例えば、抗がん剤治療にも使われる成分を含むイチイの枝葉や整腸作用のあるキハダの樹皮を食べたり。
 
自然界の豊富な栄養をしっかり取っているエゾシカだからこそ、安心・安全で栄養満点のお肉として供給できると思いました。
 
さらにエゾシカ肉は、アレルギー検査などでも陰性の判断が出ることが多い“アレルギーを起こしにくいお肉”という特徴も持っているんです！

そんなに栄養満点のお肉がただ捨てられていただけというのは、本当にもったいないことですね。
 
ただ、家畜化されていない“野生の動物のお肉”というと、肉の安全面や病気なども気になるところなのですが、そのあたりはどうなのでしょうか？

多くのペットフードに使われる「鶏、羊、牛、豚、馬」などの人間によって飼育されている動物は、場合によってはたくさんの添加物が入った餌によって育てられていることも少なくありません。
 
その点、私たちが使用するエゾシカ肉は野生だからこそ、抗生剤やホルモン剤などの添加物が入っていることへの心配は不要なんです。
 
また、エゾシカは高い体温のため、寄生虫や細菌に感染しにくいことも知られていますので、安心して与えていただけるお肉なんです。

なるほど。製品製造時にいくら無添加にこだわっていても、大量の添加物を摂取したお肉を使っていたら意味がないですよね。
 
そう思うと、エゾシカたちを存分に生かせるのは“野生”だからこそですね。

そうなんです。私たち人間よりも厳しい環境の中でどう生き抜くかを本能でわかっているからこそ、私たちもエゾシカを選びました。

御社のルシオールシリーズの中には、トライプやハート・レバーなどの内臓やレア（生肉）という商品がありますが、内臓や生肉は人間の感覚からすると、与えるのに一瞬、躊躇してしまいがちなのですが……。

犬はそもそも肉食寄りの体の仕組みを持っていますので、人間の食品とは少し考え方が違うかもしれません。
 
エゾシカの体内（内蔵）は微生物の宝庫で、微生物が生産した酢酸・プロピオン酸等の短鎖脂肪酸は、犬でも人間でも健康維持に欠かせない成分です。
 
食物繊維を消化する能力が低い犬たちにとって、反芻動物※の胃にある発酵途中の植物や繊維は、理想的な状態になっています。
※牛・羊・ヤギなどの4つの胃をもつ草食動物

なるほど！消化の苦手な繊維質は、途中までエゾシカが消化を進めてくれたものを食べれば、消化もしやすく一石二鳥ということですね。

生肉に関しては、栄養分のほとんどが“生”だからこそ得られるものが多いんです。
 
そのひとつに「消化酵素」がありますが、酵素は熱に弱く、加熱することで死滅してしまうため、生で食べるからこそ得られる栄養と言えると思います。

人間も酵素は大きなブームとなりましたよね。
 
犬の体の仕組みに合わせたからこその商品でもあるんですね。

ルシオールシリーズのホームページを拝見すると「研究に研究を重ねようやく完成した」と気になる記載があったのですが、どんな“こだわり”が隠されているのでしょうか？

どうしたら愛犬家の皆さんや愛犬に喜んでもらえるか、研究しさまざまな加工にたどり着きました！
 
例えば……
レアミート（生肉）は、天然エゾシカ肉を新鮮なまま急速冷凍することにより、エゾシカ肉の旨味である血液をできるだけ残すことで、愛犬の食欲を促進しています。

旨味である血液も栄養も冷凍によって閉じ込めるわけですね！
 
成分だけでなく旨味まで残す工夫にワンちゃんへの想いを感じます。

独特の臭みがあると、嗅覚が鋭い犬はこの臭いが苦手で食べない子もいます。
しかし、本当に新鮮な鹿肉は臭みがありません。
ルシオールのジャーキーは新鮮な鹿肉しか使用しないため臭みがないことから嗜好性にも優れています。

犬たちは鼻が敏感だからこそ、「臭み」と「いい匂い」を嗅ぎ分けるんですね。

そうなんです。
 
レトルト食品であるルシオール・デリは食品衛生法で保存料や殺菌料を使ってはいけないと定められています。
そもそも空気や水分、雑菌などが入らないように完全密封されているので、食品自体の品質の劣化や腐敗などが起きにくく、保存料や殺菌料を添加する必要がないのです。
 
また、ルシオール・デリを製造している自社工場では食肉処理施設の認可を取得しており、“人間に使用できない肉を犬用に”という考えではなく、人間が食べる最高の部位を使用しています。
 
“犬用を最優先”にし、安心・安全なエゾシカ肉をみなさまにお届けしています！

素材の活かし方や鮮度など、さすがのこだわりですね。
 
ルシオールシリーズを作る工場は、北海道にある自社工場だとホームページにも書いてあってびっくりしたんです！

自社で管理することでより安心・安全なものを自信を持って皆様に提供し、かつ安定した供給ができると思って、自社工場というところにもこだわりました。

なるほど。聞けば聞くほど、アルファアイコンさんのルシオールシリーズに対するこだわりの深さが伝わってきますね！

実際に使っている方のお声なども気になるのですが、感想などはどんなものが多いでしょうか？

販売して間もないころは「エゾシカを食べさせたことがない」「食べるかわからない」「お肉にアレルギーがある」などで、あまり積極的にご購入する方が少なかったんです。
 
でも最近は、説明しなくても「うちの子、シカ肉が大好きです！」とご購入してくれる方が増えました。
 
店頭での試食会を開催することで、少しずつみなさまにエゾシカの良さと、愛犬が飛びついて欲しがる嗜好性を見ていただき、広まっていった様に思います。

コツコツと地道でも、良さを伝え続けた御社の努力が実ったのですね。

そう言っていただけると嬉しいです。
 
なので最近は、
「ルシオールのエゾシカなら喜んで食べてくれる」
「食欲が最近低下してしまったシニアの愛犬が、ここのデリだけは喜んで食べてくれました」
「うちの子はアキレスミートが大好き。他社では無い商品なので、嬉しいです」
など、嬉しいお声をいただくことが増えました！

どれもとても素敵なお声ですね。
 
アルファアイコンさんのこだわりが愛犬家の皆さんにも、もちろん犬たちにもしっかり伝わっていて、商品の素晴らしさを改めて感じます。
 
私も、帰りに愛犬へのお土産に購入させて下さい！！笑

最後に、ドッグオーナーの皆様へメッセージをお願いいたします。

たくさんの栄養が詰まった「エゾシカ」。
 
飼育ではなく、北海道の大自然で育ったエゾシカだからこそ安心･安全に提供でき、ALPHAICON（アルファアイコン）が自信を持ってオススメできるお肉です。
 
元気いっぱいの愛犬へのごほうびにはもちろん、食欲が低下してしまった愛犬へ、またはお誕生日などの記念日に・・・！たくさんのわんちゃんと飼い主さんの笑顔のために少しでも弊社が関わることができたら嬉しいです。

最後に素敵なメッセージ、ありがとうございます。
 
また、たくさんの質問にご丁寧にご回答いただき、ありがとうございました！